こんにちは。カウンセラーの風美良來(かざみらら)です。
人の言葉や態度が気になって、ひとり反省会が始まってしまう。
そんな経験はありませんか?
相手に悪い印象を与えてしまったかもしれない。
変なことを言ってしまったかもしれない。
そんなことをぐるぐると考え出すと止まらなくなり、
気づけばぐったりと疲れてしまっている。
人と接することが面倒になって避けたくなる。
これは、意外と多くの人が抱えている悩みなんです。
私自身も、悩みすぎて人を避けていた時期がありました。
そして「気にしすぎてしまう人」には、いくつかの共通点があるのです。
今日はその3つをご紹介します。
自分を責めるのではなく、「ああ、こういう理由で私は疲れていたんだ」
と気づくきっかけにしてみてくださいね。

1.つい自分を責めてしまう
相手の表情のが曇っていたり、機嫌が悪そうだった時に
真っ先に「私のせいかも」と考えてしまうことはありませんか?
たとえば、仕事で上司が少し機嫌が悪そうにしていたとき。
「私、何かミスしちゃったかな?」「変なこと言ってしまったかも?」
と考えて不安になってしまう。
もしかしたら、実際にはその上司が単に体調不良だったり、
別のことを考えていただけかもしれません。
冷静に見れば関係ないことでも、自分の責任に結びつけて責めてしまうのです。
これは、人に対して誠実でありたい、
きちんとしたいという気持ちが強い人に多く見られる傾向です。
やさしい心を持っているからこそ「相手を不快にさせたくない」と思い、
自分を責めてしまうのですね。
2.人の気持ちを優先してしまう

気にしすぎてしまう人は、相手の表情や言葉を敏感にキャッチします。
「今、あの人はどう感じただろう?」
「嫌な思いをしていないかな?」
そんなふうに常に相手のことを考えているのです。
そのやさしさは、とても素晴らしいものです。
相手から「気がきくね」「やさしいね」と言われることも多いでしょう。
でも、その一方で、自分の気持ちはどんどん後回しになってしまいます。
「相手が喜んでくれるなら、自分は大丈夫」
そう思って人を優先しすぎていると、心の中には疲れが積み重なっていきます。
人を大切にすることと同じくらい、自分の気持ちも大切にしてあげることが必要なんです。
3.完璧を求めすぎてしまう
「これで本当に大丈夫かな?」
「もっと丁寧にすればよかったかも」
気にしすぎて疲れてしまう人の中には、完璧を求める気持ちが強い人も多いです。
仕事で書類を提出するときも、何度も確認しないと落ち着かない。
人と話したあとも「あの言い方でよかったかな」「変に思われていないかな」
と頭の中で何度も再生し、反省会をしてしまう。
もちろん、丁寧で真面目なことは大きな強みです。
ただし、いつも100点を目指していると、心は休む間がなくなってしまいます。
人間関係でも「嫌われないように」「失敗しないように」
と思えば思うほど緊張し、どんどん疲れてしまうのです。
やさしさを、自分にも向けていく

気にしすぎて疲れてしまうのは、弱さや欠点ではありません。
その裏側には「やさしさ」「真面目さ」「誠実さ」といった、大切な強みが隠れています。
だからこそ、まずは「そんな自分を責めなくていい」と知ってほしいのです。
もしまた考えすぎてしまったときは、
「私は人を思いやれるからこそ、気になってしまうんだ」
と、心の中で声をかけてみてください。
そうやって少しずつ、自分にやさしく接する習慣をつくっていくと、
心が軽くなる瞬間が増えていくはずです。
さらに心を軽くしていきたい方へ
「気にしすぎる自分を変えたいけれど、ひとりでは難しいな…」
そう感じるときは、誰かと一緒に考えてみるのも大切です。
安心できる場で話すことで、
自分では気づかなかった思考のクセや心のパターンに少しずつ気づけるようになります。
そして、「今まで頑張ってきた自分」を責めるのではなく、
やさしく受け止められるようになっていきます。
私のカウンセリングでは、あなたが持っている“やさしさ”や“真面目さ”を否定するのではなく、
それを大切にしながら心を軽くしていくお手伝いをしています。
もし今、「ちょっと話してみたいな」と思ったら、
ぜひお気軽にお試しカウンセリングをご利用くださいね。
あなたの心が少しずつ楽になるきっかけを一緒に見つけていけたらと思います。

