やさしくされると申し訳なくなるあなたへ

こんにちは。
私の居場所をつくるカウンセラー、風美良來(かざみ らら)です。

誰かがやさしい言葉をかけてくれたときや、親切にしてくれたときに
なぜか心がざわざわしてしまうこと、ありませんか?

「ありがとう」と素直に受け取ればいいのに、
なぜか「ごめんなさい」が先に出てしまう。
うれしいはずなのに、心の奥で「申し訳ないな…」と感じてしまう。
なぜだか分からないけれど、ものすごい居心地の悪さを感じてしまう。
私も、そんな状態になることが良くありました。

そんなふうに、やさしさを受け取ること”に抵抗を感じる人は、少なくありません
それは、あなたが冷たい人だからでも、自己中心的だからでもありません。

「受け取ること」が苦手になった理由

多くの場合、こうした感情の背景には、育ってきた環境やこれまでの経験が関係しています。

たとえば——
・親や大人の顔色を見ながら育ってきた
・「いい子でいないと愛されない」と感じていた
・本当の気持ちを我慢することが当たり前だった   

そんな日々の中で、「誰かにやさしくされる=申し訳ないこと」
「私はもらうより与える側」といった思い込みが、少しずつ心に根づいていきます。

そして気づけば、人から何かをしてもらうことに対して
「迷惑じゃないかな」「重くないかな」と不安を感じたり
「私なんかが受け取っていいのかな…」と遠慮してしまうクセが身についてしまうのです。

「私は負担になってはいけない」という思い

こうした人に共通するのは、強い責任感と、自分を後回しにするクセです。

「頼るより、頼られる方が安心する」
「迷惑をかけるくらいなら、自分でなんとかしよう」
「私は平気だから大丈夫」のように感じ続けてきた人ほど、受け取ることが苦手です。

けれど、それは本当に“あなたの本音”でしょうか?

誰かのやさしさに触れて、心がじんわりとあたたかくなる——
そんな感覚を、「私も感じてみたい」と思ったことはありませんか?

受け取ることも、やさしさの一部

やさしさは、与える人側だけが成り立たせているわけではありません
「ありがとう」と受け取る人がいるからこそ、やさしさは完成します。

やさしさを向けられたとき、もし「うれしい」と感じたなら、
その「うれしい」という気持ちを、そのまま大事にしてみてください。
無理に何かを返そうとしなくても、「ありがとう」の一言で、気持ちは十分に伝わります。

それでももし、「受け取っていいのかな」と迷ったときは、
こう心の中でつぶやいてみてください。
「これは、私のために届けてくれたものなんだ」
「受け取ることも、相手の思いを大切にすることなんだよ」

あなたが受け取ってくれることが、相手にとっての喜びにもなるのです

自分をゆるめる練習を、少しずつ

やさしくされて、戸惑ってしまうのは、あなたが繊細でまじめで、
長いあいだ一人でがんばってきたからです。

だからこそ、急に「受け取っていいよ」と言われても難しいのは当然です。
大切なのは、少しずつ慣れていくこと
まずは、ひとつ深呼吸して「ありがとう」を言ってみる。
それだけでも、小さな一歩です。

あなたの中にある「受け取ってはいけない」という思い込みは、
気づいてあげることで、少しずつゆるんでいきます。

もし、「自分ひとりではうまくできない」と感じたら、
そのときは、カウンセラーを頼ってくださいね。

🌷やさしさを、自分にも

誰かにやさしくされたとき、申し訳ないと感じるあなたへ。
その気持ちは、あなたが他人を大切にしてきた証です。

でも、これからはそのやさしさを、少しずつ自分にも向けていきませんか?

「やさしさを受け取る練習」
その第一歩を、カウンセリングという安心できる場所で、
一緒に始めてみませんか。

あなたの心にそっと寄り添う時間を、ここでお待ちしています。

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