こんにちは。私の居場所をつくるカウンセラー風美良來(かざみらら)です。
「どうせ私なんて…」
「周りと比べて、何もできない気がする」
「もっと〇〇だったら、うまくいくのに」
そんなふうに思って、自分を責めてしまったり、
落ち込んでしまうことはありませんか?
がんばっているのに報われない。人と比べて落ち込んでしまう。
自分には価値がないように感じてしまう。。。。
そう感じている人の中には、「コンプレックス(劣等感)」
を強く抱えている方が少なくありません。
私もコンプレックスだらけで、自分に自信が持てず、
そんな自分を持て余していた時期が長く続きました。
今回はそのコンプレックスの裏にあるものについてお伝えします。

コンプレックスは自分を守ろうとする現れ
コンプレックスとは、「自分は他の人より劣っている」と感じる気持ちのことです。
たとえば、外見、性格、学歴、能力、人との関わり方など、
どんなことでも感じることがあります。
そして、「自分はほかの人より劣っている」と感じると、
その劣った部分がある自分を責めてしまいがちになります。
特に、アダルトチルドレンの傾向がある人や、HSP(人一倍敏感な気質)の人は、
小さいころから人に気をつかって生きてきたことが多く、
「もっとがんばらなきゃ」「失敗しちゃダメ」と自分を追い詰めてしまいやすいのです。
でも、そうやって自分を追い詰めてしまうのは、心が弱いからではありません。
むしろ、「自分を守ろう」とする心の仕組みなのです。
なぜ、自分で自分を追い詰めてしまうの?
子どものころ、こんな経験はありませんか?
- 失敗すると怒られた
- 親の顔色を気にして、いい子でいようとがんばってきた
- 「なんでそんなこともできないの?」と言われた
こんなふうに育つと、「ダメな自分では愛されない」と思い込み、
「ちゃんとできる自分」じゃないといけない…と、がんばりすぎてしまうのです。
また、HSP傾向の人は、人の言葉や態度を深く受け取りやすいので、
何気ないひと言にも傷つき、「自分が悪いんだ」と思ってしまいがちです。
だからこそ、「こんな自分じゃダメだ」と自分を責めるクセが身についてしまうんですね。
責めるよりも、理解する目を向けてあげよう
では、このコンプレックスとどう向き合えばいいのでしょうか?
いちばん大切なのは、「また責めてるな」と気づくことです。
「あぁ、今、自分をダメだって思ってるな」
「私は私に、すごく厳しい目を向けてるな」
――そんなふうに、やさしく気づいてあげることが第一歩です。
そして、そのコンプレックスの奥には、
「もっとわかってほしかった」「本当は甘えたかった」
そんな気持ちが隠れているのかもしれません。
自分を責めるクセは、いきなりなくせるものではありません。
でも、「これはクセになっているんだな」と気付くことで、少しずつ変わっていけます。

一人でがんばらなくていい。安心できる場所があります
もし、ひとりで心を整えるのが難しいと感じたら、
安心して話せる場所や、信頼できる人を頼ってみてください。
私のカウンセリングでは、
あなたがずっと心にしまってきた思いに、そっと耳を傾けます。
コンプレックスを“なくす”ことが目的ではありません。
その奥にあるあなたの気持ちを大切にしながら、
少しずつ自分らしさを取り戻していくことを目指します。
「自信が持てないのは、私が弱いからじゃない」
そう思えるようになる日を、あきらめなくていいんです。
小さな一歩でも、心は変わっていきます。
よかったら、一緒にその一歩を踏み出してみませんか?
